コノハムシさん 平成30年度2種冷凍機械責任者試験

【年度と試験の種類】
平成30年度 第2種冷凍機械責任者 講習(夏季)
及び冷凍機械第2種冷凍機械責任者試験

【講習受講のきっかけ】
前年29年度の第3種冷凍機械責任者試験において
法令は満点だったが保安管理技術において1点足りず不合格。
1点の為に1年間再び勉強するのも大変だし、
また再び落ちてしまうと他の資格受験に響くと考え、
実質年3回(講習が1月と6月の2回+本試験)チャンスが増える講習を受けようというのがきっかけです。
3種と2種は電卓による計算問題がある以外はあまり変わらないだろうという他体験記からの推察より3種でなく2種を申し込みました。

【勉強期間】
・冷凍機械責任者講習検定試験
講習日少し前(6月1日)より試験日(7月1日)まで

・冷凍機械責任者試験
10月28日から試験日(11月11日)まで

【1日の平均勉強時間】
1h~2hを余暇に使える時間において変動。
休み日を設けず最低でも過去問1年分は行う。

【参考書の種類】
冷凍機械責任者講習資料
上級冷凍受験テキスト 第8次改訂
トコトンわかりやすい! 第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト(去年より継続)

【研修会場の様子】
研修会場は某会館中会議室にて実施。白い長机が4×12位で恐らく40人程度の参加だと感じた。
参加率はほぼ95%、2~3人ほど欠席があった。
講習で使うテキスト『上級冷凍受験テキスト』及び過去問題集、法令教科書は最後尾にて協会の人が販売していた。
とりあえず講習で必要であるので上級冷凍受験テキストと過去問題集を購入。
法令は講習が合格した場合のみ買うか、そもそも法令に関しては123種合同なので去年の『第3種冷凍機械責任者試験 完全テキスト』で網羅できるだろうという考えで購入はしなかった。

・1日目
1日目に参加する際に名前・写真の確認と印鑑を押してもらう。3日の講習なので1日でも出席しないと検定試験は出席できない。
席次は自由なので一番前にて受講する。
まず初めに諸注意として検定試験では必ず合格するとは限らない旨と、今から検定試験までの間で勉強すれば通るだろうという見積りでポイントを教えるが、受かったとしてもその後の勉強が大事という旨を話される。後で改めて書くがこの会場での試験の合格率は5~6割程度だったので、講習を受けたからといってもしっかりと勉強することが大切だと思った。

初日ということで『1・2・3種冷凍機械 高圧ガス保安法例資料集』を渡される。約20ページ前後、スライドで表示される部分をまとめた小冊子である。
この中で講師の先生が重要と述べた部分を蛍光ペンで上塗りしていき、スライド部分の上には法令のどの部分で書いているかをひたすら書いていった。
重要度は緑と赤の2種で高低を表して塗ったが、後で考えるともう一つペンの色を用意しておくべきだったと思う。
忙しいので途中で寝る暇などはないし会社でなく自費で高い金を出している人も多いのでそういう人は居なかった。
法令は検定試験には影響はないが、なぜこういう法令解釈が必要かという話や直近で改正された部分なども丁寧に教えていただけた。(例として29年7月に改正された保安法の適用の除外を受ける冷凍設備内の高圧ガスの量など)

・2~3日目
2日目は学識、3日目は保安管理について、上級テキストに1日目と同じように蛍光ペンで塗っていく。
この際重要な蛍光ペンの後になぜ重要かなどの理由部分も一緒に塗ることになり、想像以上にテキストが蛍光ペンで一杯になった。そういう意味で高中低の重要度に分けて3色分蛍光ペンを持って行った方が良かったのではないかと感じた。
2日目初めにはp-h線図(モリエール線図)を見ながら冷凍サイクルの説明と図の読み方、なぜこうなるのかの説明。これは計算問題を解くというだけでなく基礎知識として非常にタメになると思うのでしっかりと学ぶべきだと思う。
沢山引いてる中で特定部分には全くペンが塗られていないということもあるが、それは今回の検定試験ではもし出すならこの部分だけを出すと傾向が決められているからだそうだ。
合格後もきちんと勉強をしておくべきだと感じた。
ひたすら講師の話を聞き蛍光ペンを塗り例題の計算問題を解きながら3日間が終了。
帰路後検定試験への勉強を始める。


【勉強の方法(検定試験)】
まずは去年と同じく過去問を行う。過去5年を厚く、過去10年まで一応95%は解けるようになっておきたいという思惑だった。
しかし実試験過去問と今回上級テキストで塗られている部分がまったく一致していない部分があり、また去年はパターンから外れた試験問題に対応できず不合格になったので、過去問の解答は余裕が行った時に行い、まずは上級テキストを写すことを始めた。
章別に第〇章と分けて要点をWordで打ち込み、その中で重要度高の蛍光ペンで書かれた部分を( )で空白にして繰り返し記述筆記を行った。
結果的にこれが大正解だった。今までの問題は繰り返しやると慣れてしまい途中で○×が分かってしまう問題があったが記述にしたことできっちりと頭に正解が叩き込め、少しの文脈の揺れに惑わされることが無くなった。
基本は自作プリント作りと空白の()埋めをメインにして、ひっかけもしくは範囲外での出題の漏れ対策にに補助として過去問を検定試験まで繰り返していった。

計算問題は過去問だけでも要点のプリントでもどうにもならないので、EchoLand-plusさんの学識攻略で公式を覚えて、あとは計算をひたすらこなしていった。
計算は数をこなせば桁はともかく数字部分は似たような形になる(キリの良い数字の出題組み合わせはなかなか出来ないため)のでそれだけでも2択3択に分けられる。計算は数である。


【試験会場の様子(検定試験会場)】
検定試験会場も講習と会場と同じ。
当然のことながら講習に出席していた人たちは全員参加。
それなりのお金がかかっているので全員真剣そのもの。
自分はギリギリまで自作プリントの( )を埋めながら試験を待ってました。


【試験問題】
結論から言うとほぼ講習会で出る部分のみの出題でひっかけや講習会外の問題提出はありませんでした。
保安技術の後半部分は自作プリントを作るのが遅かったため解けなかった問題があるも手ごたえは去年よりもアリ。
解答番号は電卓に7~8問分の数字を打ち込んで途中退室後に紙に書きました。


【試験結果(検定)】
学識 10/10 保安技術 8/10
合格者数は20名強。合格率も気にしていたので、
今年は思った以上に自分の所では講習での合格者数が少ないと感じました。


【勉強の方法(実試験)】
検定合格の免状が届いて3か月、11月11日の試験が近づいてきたので法令の勉強を改めて始める。
講習を受けなかった去年と比べると法令だけというのは非常に楽である。
さらに去年の3種冷凍で勉強していた部分がほぼ丸ごと使えるのでかなり気楽に勉強が出来た。
法令に関しては完全に覚えゲーなので、自作プリントは作らずに過去5年分の過去問に関して
100%の解答が出来るまでひたすら繰り返し回答を行った。
(途中で数か所、改正され現行法令と違っている部分があった。間違えて覚えないように注意して解いた)
この場合は繰り返し説いていくと良く間違う部分が出てくるのでその場合に講習会で配布された
『1・2・3種冷凍機械 高圧ガス保安法例資料集』を熟読して覚えた。


【試験会場の様子(実試験)・試験問題(実試験)】
実試験の方は地元の大学で行われた。
第2種の一部免除(法令のみ)は人数9名で9名全員出席。
一般と同じ試験会場でしたが一般はぽつぽつと空きがありました。
試験問題自体は過去問を解いていれば問題なく解けるようなもの。
ひっかけ等が今回は多かったように見受けられましたが、
4度見直しをして、最後まで答えを迷う問題も全部2択まで抑えきれたので
まず合格できるだろうという手ごたえを持って終了。


【試験結果(実試験)】
17/20(自己採点)


【最後に】
まだきちんとした結果は貰っていませんが。
試験を受けるにあたってEchoLandさんやWebに沢山ある体験記などに非常にお世話になりました。
この体験記も冷凍機械責任者を受ける方への一助になってくれたら嬉しいなと思っております。

勉強は質ややり方、自分に合う合わないという性質で残り方は違いますが、
何も得られなかったということは少ないです。
まずはペンを手に取り勉強をしてみるというのが一番いいと思います。
皆様も頑張ってください。

【Thanks】
厩戸王子の独り言さん(第2種冷凍機械責任者合格記)
EchoLand-Tさん(各試験体験記)
EchoLand-plus管理人echoさん

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