2009年12月2日水曜日

SHIZUOKAさん 平成21年度 第3種冷凍機械責任者

試験の種類
平成21年 第3種冷凍機械責任者試験 全科目受験(免除なし)

参考書の種類
イラストで学ぶ冷凍空調入門(KHKサ-ビス株式会社)【入門書として使用】
3種冷凍機械 完全対策(オーム社)【メインテキストとして使用】
平成21年版 第3種冷凍機械責任者試験模範解答集(電気書院)【問題集として使用】
SIによる初級冷凍受験テキスト(日本冷凍空調学会)【参考書として使用】

勉強期間
平成21年9月1日から勉強を開始

時間
1日1~2時間ぐらい

勉強の方法
初めに「イラストで学ぶ冷凍空調入門」の保安管理技術のみ軽く読んだ。
その後は、オーム社の「3種冷凍機械 完全対策」と電気書院の過去問を併用して本格的に勉強を始めた。
完全対策の第1章(冷凍の原理)を一通り勉強したら、全ての電気書院の過去問の問1だけを解くというような方法で、より深く理解できるようにした。
完全対策の保安管理技術の各章は、過去問の出題順序に沿った構成になっているので使いやすかった。
ところが、途中からその完全対策に誤植が多い事に気が付いた。

echo様に相談すると、「SIによる初級受験テキスト」を使用した方がよいとのアドバイスを頂いたので購入した。

しかし、試験に出ないようなことまで記載されていて、私には使いにくかった。

そこで、完全対策を読んでいて「間違いではないか?」思ったことは、「SIによる~」で調べて直すようにした。

電気書院の過去問を解く時は、解答の選択肢を見るとある程度解答が分かってしまうので、選択肢を隠して問題を解くことにした。

つまり、消去法で問題を解くのではなく、それぞれの選択肢が○なのか×なのか分かるまで勉強した。

1ヶ月ほどで保安管理技術を一通り終わらせ、半月ほどで法令を一通り終わらせた。

その後は仕上げの期間に充て、過去問を集中的に解くようにした。


試験会場の様子  
JR清水駅(静岡県)からバスで数分の清水マリンターミナルで受験した。
(駅から試験会場までの運賃は100円)
試験会場から最寄りのバス停に着くと高圧ガス保安協会の人がいて、地図を使用して試験会場の場所を案内してくれた。  
試験会場で弁当が売られていたが、確か800円で高かった。

2F多目的ホールで受験したが、試験会場はとても広く受験生が大勢いたので驚いた。

その日に行われた高圧ガス関係の受験者は、全員2F多目的ホールにいたようだ。



清水マリンターミナルの1Fで駿河湾フェリー(清水⇔土肥)の切符が売られている。

法令が終わり、外で休憩していたら駿河湾フェリーが到着したところだった。

その駿河湾フェリーを使って、静岡県松崎町で行われていた「世界の中心で、愛をさけぶ」(ドラマ)の撮影現場を見に行ったなぁ~、などと思っていた。

     
困ったこと、悲しかったこと、辛かったこと、嬉しかったこと等々
インターネットで調べてみると、「3冷の難易度は2級ボイラーの2倍程度」となっていたので受験しようか迷っていた。

本屋に行くと「3種冷凍機械 完全対策」(オーム社)という分かりやすい本を見つけたので受験を決意した。

ところが、この本は誤植が多くて、出版社にメールで問い合わせしても返事が来なかった。

仕方がないので、「SIによる~」の本を使って、完全対策の誤植を直しながら勉強した。


私の会社(設備管理)は3日に1度夜勤があり、1ヶ月に休みが6日しかなく勉強をする時間が限られていた。
仕方がないので、夜勤は暇?なのでその時に集中的に勉強するようにした。
仮眠後の明けの勤務は、眠くて勉強に集中できる状態ではなかった。
少ない休日は、映画鑑賞をするなどリフレッシュするようにした。
ところが、10月の下旬ころから集中力が切れかかっていた。
おそらく、過去問を解くとほぼ満点ばかりだったので、「おそらく合格するだろう」などと甘く考えていたのだろう。  

平成21年度の問題は、法令は例年通りのレベルだったが、保安管理技術は過去問とは明らかに難易度が上がっていて戸惑った。
結果は、法令が19問、保安が14問の正解で合格基準に達していた。

反省点
平成21年度の試験(全科目受験)は、合格率が32.8%で大幅に低下した。
私の場合は、過去問だけでなく完全対策を使用していたので、幸いにも合格することができた。
完全対策に掲載されている過去問には出ていない所を、もっと読み込んでおけばよかったと思う。
また、p-h線図の勉強をまったくやらず、「~の時は蒸発温度は低下する」等と丸暗記したことが多々あったことは、明らかに間違いだったと思う。
丸暗記は忘れやすいし、応用が利かないことがあると思う。
それに、私は仕事で冷凍機械を扱っていることもあり、何故そうなるのか?という所まで理解するべきだった。
p-h線図の勉強をやっておけば、試験の時に戸惑うことはそれほどなかったのではないか?と反省した。
2冷ではp-h線図を徹底的に勉強したいと思う。

2009年12月1日火曜日

市太郎さん 平成21年度 1種冷凍機械責任者

「見出し読み」でいきなり一冷合格!   一冷合格体験談 市太郎

 2月24日免状が届きました。「エコーランド」さんありがとうございました。

 「過去問」か「テキスト」かどちらから始めようか迷っている方に「見出し読み」という方法を紹介します。少しでも参考になれば幸いです。

【プロローグ】この不景気のなか縁あって昨年の4月からビル管理の仕事につきました。
 ビル管理に似た仕事を以前やっていたことがありいくらかの資格は持っていましたが「冷凍」については資格どころか冷凍サイクルすら理解していませんでした。
 職場の冷凍機は資格の要らない設備ですが、先輩から受験を勧められ「設備がある以上知識を持っていたほうがよいだろう」と受験を決めました。
 ネットで調べると、「エコーランド」というありがたい応援サイトがあり試験の概略や攻略法を知ることができました。
 その中に「やる気と時間があれば最初から一冷で十分」と書いた体験談があり、願書を出すまで半年近くあったので、一応一冷狙いでやってみることにしました。

【教材】「試験問題は"日本冷凍空調学会"のテキストの内容から出題されるようです。」というエコーランドの助言を信じてそろえたのは「初級テキスト」「上級テキスト」「(1・2・3冷)試験問題と解答例」「冷凍関係法規集」。後日、解説が詳しい電気書院の「1・2種冷凍機械責任者試験模範解答集」を追加しました。

【見出し読み】 テキストを一から読んでいく方法だと、読めば読むほどどんどん迷路に入り込み先のほうから忘れていく感じでした。「過去問」から入る方法では「木を見て森を見ず」となりなかなか大変だと思います。予備知識の無い私にはとても無理でした。
 「見出し読み」とはテキストの本文は読まないで「章」「節」などの「見出し」と図や表を眺めながらテキストをめくっていき全体像をつかんでいく方法です。
 「見出し」は重要なキーワードが使われており、本文を読まないのでより知識欲がかき立てられる感じです。また、熟読したとき他の見出しとの関連や比較が自然とでき、知識が全体像という「網」に引っ掛かる感じで快感でした。テキストを初めから理解しようとするより、全体像を把握してからのほうがずっと効率的に理解できたと思います。熟読を始めてからも時々「目次」をながめて現在地を意識しました。

【初級】初級テキストを何回か「見出し読み」をして「熟読」に入りました。書き込みはすべて"鉛筆書き"しました。どこが重要かわからない状態で蛍光ペンを使うとあとで収拾がつかなくなるからです。一度でわからないところは「?」をつけてどんどん先へ進みました。関連するところは該当するところにお互いページ数を書きました。初級テキストは重要部分が太字で書かれておりわかりやすいですが、索引(さくいん)がないので巻末の空白に重要語句の自作"索引"を作り、見直しの際の参考にしました。後で思ったことですが、初学者が「いきなり一冷」を目指す場合、初級テキストは前半の冷凍サイクルに関する部分を十分理解すればいいと思います。後半の保全管理の部分は上級テキストでやれば十分です。また、巻末の演習問題もやってみましたが解説がまったくないのであまり意味がありませんでした。

【上級】次に、上級テキストを何回か「見出し読み」しました。全体構成が頭に入ったところで電気書院の「模範解答集」を使って一冷保全管理過去問5年分がテキストのどこからどのように出題されているかを確認しました。その際、問題文と同じ文章に赤のボールペンでアンダーラインを入れ、その近くに出題年度と問題番号を入れました。また、設問の誤り箇所に該当する正しい文章には赤の蛍光ペンで印をつけました。すると、①何度も繰り返し出題されている項目がある。②項目が複数ある場合、例えば前年に項目(1)から出題されているが翌年は項目(2)から出題されている。③正しい設問は"知っていて当たり前"、誤りの設問は"重要"な項目か"引っ掛け問題"。④したがって、保全管理については過去問出題箇所を中心に「熟読」学習すればよいことがわかりました。なお、関連があとでもわかるように模範解答集にも上級テキストの出題ページを書いておきました。ここまでで、一冷の保全管理はほぼ目処がつきました。
"書き込みは鉛筆書き"と"索引の自作"は初級と同様にしました。

【学識】エコーランドの二冷、一冷の学識対策で徹底的に学習しました。重要公式を暗記するのでなくイメージで理解するようにしました。すると、過去問がすいすい解けるのには驚きました。「冷凍」の学識は四則演算のみでとける問題ばかりです。はっきり言って拍子抜けしました。(この油断が実際の受験で苦しむ原因となりました。)

【決意】他の方の体験談にもありましたが「法規」はざっと見たところ一冷も三冷もあまり変わらないようでした。この時点で三科目の出題傾向が把握でき、なんとかできそうな気がしてきたので「一冷」を受験することにしました。

【法規】初め「冷凍関係法規集」に出題箇所を蛍光ペンでマークしましたが、掲載箇所がばらばらで関連がわかりづらいので、ネットから法令をダウンロードし、法 -政令-省令の関連を過去問ごとにWordでまとめました。出題された文章にアンダーラインを入れ重要部分には蛍光ペンで印を入れました。
 許可か届出かなどまぎらわしい文章は赤文字で強調するなど、わかりやすくしました。
 なお、条文を解釈するには、条文の但し書き、すなわち( )でくくられた文章を外して読むと理解できることがあります。

【勉強時間等】主に往復一時間半の通勤電車でテキストの「見出し読み」「熟読」をやりました。問題を解くのは家でじっくりと取り組みました。過去問5年分3科目を一覧表にした進捗管理表がやる気を持続させてくれました。また、暗記事項をQ&A形式にまとめて自分宛に携帯メールし、スクロールすると答えが見えてくるようにし、ちょっとした細切れ時間にながめていました。特に重要数値を覚える方法としてお勧めします。
 私は、ほとんど独学でしたのでわからないことがあると、徹底的にネットで検索しました。例えば「冷凍サイクル」と検索するだけでも初学者、入門者にもわかりやすく説明したサイトもありました。調べた結果をテキストにメモするだけでも効率がアップしたように思います。

【おわりに】学習法を試行錯誤したり、中だるみでやる気が失せたりすることもありましたが何とか合格することができました。法規は20/20 保全管理は13/15 学識は65%+@でした。
 過去問とまったく同じ問題はこれからも出題されないと思います。合格には過去の「一冷」出題箇所を中心にしっかり理解し応用が効くようにすることが重要だと思います。「二冷」「三冷」の過去問は、基本的に見る必要はないと思います。
21年の学識は5年分の過去問だけでは対応できない部分が35%程度あったと思いますが、白紙で出さず知りうる限りのことを書いて粘りを見せたつもりです。部分点もあったと推測します。

 約7ヶ月間で、ほとんど予備知識の無い私が合格できたのは、エコーランドと出会えたからだと確信します。エコーランドに感謝。(敬称略)
56歳 男 普通科高卒

TOMOさん 平成21年度 2種冷凍機械責任者

・試験の種類
○平成21年度:第二種冷凍機械責任者(免除なし)

・勉強期間
○9~11月の2ヶ月間(土、日除く)です。

・1日の平均勉強時間
○通勤時間の空き時間を活用しました。電車に乗っている時間は往復2時間、その合間に勉強しました。

・参考書の種類
○イラストで学ぶ冷凍空調入門(KHKサ-ビス株式会社) [特に法令の部分で活用]
○平成20年版 第二種冷凍機械責任者試験模範解答集(電気書院)
 (アマゾンで中古で購入したので20年度版です。)
○SIによる初級受験テキスト(日本冷凍空調学会) [参考書として活用]

・勉強の方法
 昨年、冷凍三種に合格していたのでまずは問題集で、法令を解いてみた。が、結果は5割しかできていなくて愕然とした。
 その後、冷凍空調入門の法令部分をもう一度復習して、再度法令を解くと約7~8割できた。ここまでで約2週間。
 次に、保安管理技術に取り掛かる。これは去年、自己採点で60点ぎりぎりの点数だったので苦手な科目として認識していたので、早速、初級テキストを開き勉強開始。
 しかし、朝の電車では何とか寝ないで読めるものの、帰りの電車では仕事が終わった後ということもあり、寝てしまうこともしばしば。結局、全部読みきれないまま、問題集をやりながら解らないところがあれば、その都度調べてくいくことにした。
 学識では、計算問題が2問ほど出題されていたので、なんか良い解き方はないかなとネットで調べたら、「EchoLandブログ 」を発見した。このサイトのおかげで、計算問題を楽にこなす事ができたのと、平成20年度の問題を知ることができた。私の使っていた問題集は平成19年度までだったので助かった。
 この方法で、3科目の勉強時間の比率を表すとしたら、法令20%、保安管理技術40%、学識40%の感じで進めていきました。保安管理に関しては、ガスの流れの図を描いたり、図の部分に説明書きを入れたりしていました。

この方法で、受験した結果
○法令      ・・・90点
○保安管理技術・・・60点
○学識      ・・・80点
で、保安管理がぎりぎりでしたが、合格することができました。

 電車に乗っている空き時間を活用した、勉強でしたが有効に活用できて良かったと思います。この方法で、消防設備士の乙4類にも只今挑戦中です。

・試験会場の様子
○自宅から原付で30分行った所の工業大学でした。
 室内は新型インフルエンザの影響からかマスクをしている人が大半で埋め尽くしていました。私もマスクをした一人でしたが、予防はしっかりとしました。
 また、学識が最後の時間で行いますが、1時間程度で終わるので、終了予定時刻より早く終わって帰る人が大半でした。

まほまほゆかりんさん 平成21年度 第3種冷凍機械責任者

試験の種類  三種冷凍機械責任者
勉強期間  1ヶ月程度
1日の平均勉強時間 1時間
参考書の種類 電気書院 第三種冷凍模範回答集

勉強の方法  過去問題をひたすらやりました。テキスト類は全く見ていません。
法令の方はある程度基本的な条文を覚えてしまえば、そんなにひねった問題は出てこないので簡単でした。
保安管理は、実際に機械に触れたことがないとイメージをしにくいので、解説文を読んでも最初は何が言いたいのか全く分かりませんでした。
数をこなして説明を良く読んで理解して、具体的にイメージが出来るようになるのには1ヶ月程度かかる思います。
個人差があるのであくまでも私の場合は…ですが(笑)
後、保安管理は過去問には出ていなかったような問題が数問ありました。
感で何とかしのぎましたけど(^^;

試験会場の様子 日本大学・生物資源科学部で受験しました。
まさか教室に時計がないとは思いませんでした(^^;
法令は比較的皆さん早めに退室されて、廊下で座って保安管理の勉強をしていました。

Uさん 令和4年度第2種冷凍機械責任者試験

受験回数:2回目(前回は令和二年、法令12問、学識4問、技術5問で惨敗) 勉強期間:1か月 テキスト:上級冷凍受験テキスト(8版)・冷凍機械責任者 試験問題と解答例(令和元年度編入版)・令和二年公表問題pdf ネット:当然こちらのサイトをフルに活用(特に過去問) 既取得資格:1級...